第1章 総則
第1条(目的)
本映画祭は、AI 技術を活用した映像制作の最前線を探究し、人間と AI が共創する新たな映像表現を世界に提示するとともに、国際的な視点からクリエイター・研究者・企業間の交流を促進することを目的とします。併せて、若手人材の発掘・育成、AI 倫理の啓発、及び日本のソフトパワー向上に寄与することを目指します。
第2条(定義)
本規約において使用する用語の定義は、次の各号のとおりとします。
AI 生成・支援映像
生成 AI・機械学習等の技術を用いて、作品全体又は主要部分が制作・編集された映像。応募者
本規約に同意の上、エントリー手続を行う個人又はチーム。上映素材
本映画祭公式上映のために提出する最終映像データ(字幕・音声データ等を含む)。ワールドプレミア/インターナショナルプレミア
それぞれ、世界初上映/自国以外での初上映となる作品をいいます。
第2章 応募資格および作品要件
第3条(応募資格)
2024 年 1 月 1 日以降に完成した 20 分以内の短編作品であること。
応募時点で 18 歳以上(又は居住国の成年年齢)であること。18 歳未満の場合、親権者の書面同意を得たうえで応募できます。
応募者(チーム全員を含む)が法令・制裁等により参加を禁止されていないこと。
ワールドプレミア又はインターナショナルプレミア作品を優先的に選考します。
第4条(作品要件)
制作技術 生成 AI、プロンプトベース生成、AI アニメーション、AI プロンプト撮影支援等、AI 技術が明示的に活用されていること。
字幕 原語が日本語の作品でも原則として英語字幕を付与してください(但し、それが難しい場合、その理由を明記すれば、映画祭側で字幕をつけることも可能)。その他言語の場合、英語字幕を必須とします。
不適切内容の禁止 著作権侵害、差別表現、ヘイトスピーチ、ポルノ、過度の暴力・残虐行為、公序良俗に反する表現を含む作品は応募できません。
権利処理 音楽・映像素材・人物肖像等、第三者の権利を含む場合は、必要な許諾を応募者が取得してください。
第3章 応募手続
第5条(エントリー方法)
本映画祭公式サイトのエントリーフォームに必要事項を入力し、オンラインスクリーナー(英語字幕付)の URL を登録してください。
URL は 2025 年 9 月 30 日までストリーミング視聴可能であること、ダウンロードやアカウント登録を要しないことが条件です。
エントリー後の映像・メタデータの差替えや訂正はできません。
第6条(エントリー期間・エントリー料)
区分 | 期間 | 料金(予定・税込) | 支払方法 |
---|---|---|---|
一般 | 2025 年 7 月 1 日 〜 9 月 1 日 | 4,500 円 | クレジットカード |
学生 | 同上 | 1,500 円 | 同上 |
第7条(提出フォーマット)
アスペクト比 16:9(演出上必要な場合は別途相談)
解像度 1920 × 1080(FHD)推奨/3840 × 2160(UHD 4K)可
ファイル形式 MP4(H.264)又は MOV(ProRes 422 HQ 推奨)
音声 2ch または 5.1ch(モノラルの場合は左右同一信号)
字幕方式 焼き込み又は別ファイル(.srt 等)
第4章 審査・選考
第8条(審査基準)
完成度(技術・構成)
オリジナリティ
AI 技術の活用度(革新性・熟練度)
物語性・テーマ性
映像表現の美学(撮影・編集・音響を含む総合芸術性)
第9条(審査体制)
予備審査 国内外の専門家による映像レビュー。
本審査 映画監督、AI 研究者、批評家、教育者等で構成する国際審査委員会が採点・討議を行い、受賞作品を決定します。
予備選考結果は、2025 年 9 月下旬までにメールで通知し、同年 10 月上旬に公式サイトで公表します。
第5章 賞
第10条(賞の種類)
区分 | 概要 |
---|---|
グランプリ(AI シネマ・コンペ) | ジャンル不問、最優秀短編 |
AI アニメーション賞 | アニメーション・CG 部門最優秀 |
実験映像賞 | 対話的・研究的アプローチを評価 |
ドキュメンタリー賞 | AI と人間の協働過程を重点評価 |
特別賞 | AI 共創賞、学生奨励賞 等 |
第11条(賞金)
賞金は日本円又は米ドルで銀行振込により支払います。
*賞金・副賞は、スポンサー確定後に公式サイトで発表します。
第6章 権利およびライセンス
第12条(知的財産権の帰属)
作品の著作権は応募者に帰属します。ただし、応募者は当法人及び当法人が指定する第三者に対し、次条に定める範囲で無償・非独占的ライセンスを許諾します。
第13条(使用許諾)
本映画祭での上映、受賞作品上映会、教育・研究目的の無償上映。
広報(ポスター、カタログ、SNS、報道資料、トレーラー等)への静止画・動画抜粋使用(30 秒以内又は全体の 10 % の短尺)。
アーカイブとしての限定公開(映画祭公式サイト・ミュージアム等)
上記の目的で必要な改変(字幕追加、フォーマット変換、抜粋編集等)。
第14条(クレジット表示)
使用時は、原則として応募者が提出したクレジット表記に従います。作品内の AI ツール名・バージョン等の記載がある場合、当法人は当該情報をそのまま引用するか、又は簡略化して表示できるものとします。
第7章 公表・上映
第15条(素材提出)
選出された場合、上映素材に加え、次の資料を指定期日までに提出してください。
エントリーシート(当法人所定)
台本(原語・英語)
スチール写真数点・監督写真
予告編(60–90 秒)
日本語/英語プレスキット(あらすじ・監督コメント等)
高解像度ポスター(B1 推奨)
第16条(上映言語・字幕)
公式上映は、原語+英語字幕+日本語字幕の 2 言語上映を原則とします。ただし原語が日本語の場合は英語字幕のみ、原語が英語の場合は日本語字幕のみとします。
第8章 行動規範・禁止事項
第17条(行動規範)
本映画祭は多様性・公平性・包摂性(DEI)を重視します。ハラスメント及び差別行為は一切認めません。違反が認められた場合、当法人は応募の取消し又は会場からの退場を求めることがあります。
第18条(禁止事項)
虚偽の申請や第三者の権利侵害行為。
AI 生成物に関する透明性を欠いた表示・提出。
審査・運営を妨害する行為や不正アクセス。
第9章 免責・中止
第19条(責任の範囲)
応募者は、作品に関して第三者との紛争が生じた場合、自らの費用と責任でこれを解決し、当法人に損害を与えないものとします。当法人は、審査結果・上映に関連して応募者に生じた損害について、一切責任を負いません。
第20条(不可抗力)
天災、感染症拡大、戦争、テロ、政府命令その他当法人の合理的支配を超える事由により、本映画祭の全部又は一部を中止・変更する場合があります。この際、応募者に発生する損害について当法人は責任を負いません。
第10章 個人情報
第21条(取扱方針)
応募者から取得した個人情報は、
応募受付・連絡、
審査・上映運営、
本映画祭関連情報の提供、
にのみ利用し、当法人のプライバシーポリシーに従い適切に管理します。
第11章 雑則
第22条(準拠法および裁判管轄)
本規約は日本法に準拠し、本映画祭または本規約に関して紛争が生じた場合、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。
第23条(規約の改定)
当法人は、必要と判断した場合、応募者に事前の通知なく本規約を改定できます。改定後の規約は、当法人ウェブサイトに掲載した時点で効力を生じます。
第24条(問い合せ窓口)
一般社団法人 AI日本国際映画祭 事務局
E‑mail:info@aifilm.jp
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